「こうして思考は現実になる」その２

今日の実験

　今日の実験は、チューニングです。自分が意識を向けたものの情報が入ってくるというもの。そしてその課題は、「黄色い車を探す」でした。朝の通勤時間およそ３０分の間に見た黄色い車の数は、なんと１３台。そして職場の窓から見える近くの民家の駐車場にも黄色い車が一台止まっていました。（帰りは、暗くて見つけられませんでした。）黄色い車は珍しいと思っていましたが、自分の意識が向けられていなかっただけで、案外たくさん走っていました。

情報を取捨選択するフィルター

　人間の脳は、入ってくる大量の情報をフィルターにかけ、自分に都合のいい情報のみを受け取っているそうです。確かに、同じ本を読んでも心に残る部分が人によって全く違うということがあります。まるで、違う本を読んだのではないかと思うほどに。自分の経験や自分が欲している情報、自分の考えに合う情報だけが取り込まれるようです。同じ話を聞いても、違う解釈だったり、誤解があるのもそのためなのでしょう。

　ということは、同じ情報の中に身をおいていても、自分に有益な事柄にチャンネルを合わせていれば、どんどん良い情報が入ってくるということです。事件や事故など悲しいことばかりにチャンネルを合わせていれば、それに関する情報がたくさん入ってくる。自分の楽しみにチャンネルを合わせていれば、楽しい情報が入ってくる、ということらしいです。

　ついつい事件や事故、災害や、病気などの体の不調などが心配になったり、誰かの噂話が気になったりします。そして私を含め、多くの人がそういったことを一日のうちの多くの時間、考えているらしいのです。そうだとしたら、とてももったいないなと思いました。

　黄色い車を一生懸命探したように、自分の気分が良くなる事柄や、趣味など興味を持っていることなど、建設的なことにチャンネルを合わせたほうが、より豊かな人生が送れるように思います。明るい気持ちを持って、自分を高めたり、人の役に立つようなことを考え、そういった情報を取り込めるようなフィルターを持ちたいと思います。