登山で。
山を登っているとき、すれ違う人たちに必ずあいさつをします。もちろん見知らぬ人です。道が細くて、すれ違えないときには、少し広い場所で止まって道を譲り合います。「おはようございます。」「こんにちは。」「(道を譲ってもらって)ありがとうございます。」「お気をつけて。」など。普段、近所の方や顔見知りの人くらいにかあいさつをしないので、新鮮だし、気持ちがいいです。
男の子
山頂まで登り、お弁当を食べ、山を降りているときのことです。途中の見晴らしのいい場所に、ベンチに座った親子連れがいました。お父さんと、小学校1,2年生くらいの女の子、年中くらいの男の子の3人の親子です。もう少し距離が近くなったらあいさつしようかなと思ったとき、男の子から「こんにちは。」とあいさつをしてくれました。はっきりとした明るい声です。その後、お父さんと女の子もあいさつをしてくれました。なんだかとても、嬉しくなりました。思わず笑顔になりました。相手から先にあいさつされるって嬉しいんだなと改めて思いました。
見本
「(山頂まで)もう少しだからがんばってね。」と声をかけると、お父さんが、「ありがとうございます。」と答えられました。ああ、お父さんがきちんとした方だから、子どももきちんとあいさつができるのだなと思いました。きっと、今度だれかに「がんばってね。」と言われたら男の子は「ありがとうございます。」と答えると思います。次でなくて、その次かも知れませんが、お父さんの見本を見ているので、きっとそのうち覚えて真似して言うと思います。「お礼を言いなさい。」とか、「あいさつしなさい。」とか言わなくても、親が背中を見せるというか、こういうのって素敵だなと思いました。
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