我が家の味は母の味?
カレーは、自分が子供の頃食べていたものをベースに作っています。牛肉(カレー用)、玉ねぎ、人参、じゃがいも。他の具材ではほとんど作りません。ナスやトマト、かぼちゃなどを入れた「夏野菜カレー」とか、「ツナカレー」とか「チキンカレー」とか、お肉をひき肉にしたり、チーズを入れたり・・。考えていると美味しそうなんですが、実際作るのはいつも同じです。
変わったこと
作っているうちに変わってきたのは、ローリエを入れるようになったことと、時短のために予め野菜をレンジを使って柔らかくしておくこと。ローリエを入れると香りがいいです。レンジを使うと途中の煮込み時間20分を半分の10分にできます。
もう一つはカレールーの使い方です。以前は、2種類のカレールーを混ぜて使っていました。そのほうがいろいろな味が混ざじりあうので?味に深みが出て、美味しいと聞いたからです。しかし、あるテレビ番組でカレーのルーを作っているメーカーの方が、混ぜないほうが美味しいと言っていたので、一種類にしました。メーカーの方たちに言わせれば、最も美味しいルーをバランスを考えて作っているのですから、混ぜないほうが美味しいに決まっています。そうだなと納得したので、その時から混ぜないようにしています。
実家の人参が小さかった理由
大人になってから実家のカレーの人参が小さく切られていたことに気づきました。子供の頃からずっと、いちょう切りになっていたんです。母に聞いてみたら、なんと、母が人参が嫌いだったから小さく切っていたそうです。もうびっくりしました。私は、別に人参は嫌いではないので、「そんな理由だったの?」という感じでした。その理由がわかってからは、私が作るカレーに入れる人参は、大きくなりました。人参は甘くて美味しいですから。
今、母が作るカレー
母の作るカレーも進化しています。母は、にんにくを少し加えて味に深みを出したり、圧力鍋を使って具材がトロトロになるまで柔らかく煮込みます。美味しいです。私は、母の作っていたカレーを作っていたはずですが、わたしの作るカレーは、わたし流のカレーになり、母の作るカレーは昔とは違った母のカレーになり、時は過ぎていくし、変わっていくんだなと思います。
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