コロナ 運動会

教育

 運動会で綱引きをします。学校では、緊急事態宣言解除後もほとんど対応が変わっていないので、密にならないようにいろいろと工夫をして、練習をしています。

 まず、複数の子どもが綱を触るので、軍手をして行います。チームのカラーの軍手をして、綱を引きます。それから、綱を引くときに密にならないように、前後の間隔を十分とって並びます。普段の半分の人数で行います。待っている間も、密にならないように間隔を開けて並びます。徒競走もラジオ体操も同じです。常に間隔を大きくとって並びます。コロナ以前は、並ぶときは、間を空けずにと教えていました。間を空けて並ぶのはかなり子どもたちにとって難しいです。間を空けた分、列が長くなります。長いと真っ直ぐに並ぶのも難しいです。応援もできないし、綱引きも掛け声も出せず黙ったまま行ないます。徒競走を見ているときも、応援することはなく黙ったまま。拍手をしましょう、という形ですが、今ひとつ盛り上がりません。綱引きに至っては、軍手をしてるので、拍手をしても音が響かず、パタパタとなんとも間の抜けた感じになってしまいます。

 運動会自体も2学年ずつに分かれて行い、それ以外の学年が行っているところを見ることができません。保護者の方も各家庭2名までという制限があリます。本来なら兄弟やおじいちゃん、おばあちゃんも応援に来てくれたのではないかと思います。世の中は、緊急事態宣言が解除され、大人たちは、夜のお酒も楽しめるようになりました。子どもたちの生活はさほど変わっていません。10分までの対面の話し合い活動が、20分までよくなったり、理科室が使えるようになったくらいでしょうか。もちろん体育と給食のとき以外は一日中マスクをしています。そしてマスクを外した状態では会話は厳禁です。給食は、全員前を向いて無言です。子どもたちは、ワクチンを打っていないので、自分たち自身を守るためはもちろん、一緒に暮らす家族のためにも感染防止は必要だとわかっていますが、なんとなく社会全体が羽根を伸ばし始めているのに、子どもたちだけが生活が変わらないのは、スッキリしないところもあります。

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