三州足助屋敷

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 愛知県の豊田市にある観光施設です。昔の日本の暮らし、技術の伝承を伝えるために作られました。建物ごとに職人さんが機織りや紙漉き、竹細工、炭焼などの手仕事を実演、作品の販売をしています。紅葉で有名な香嵐渓のすぐ近くにあります。職人さんたちのお昼はまかないを作る人達がいるようで、自給自足のようなところも素敵です。訪れたときに入った建物の中が、煙でいっぱいでした。かまどで、薪を入れてご飯を炊いていたのではないかと思います。囲炉裏もあって、そこでもなにか調理されているようでした。カフェの炭焼コーヒーを作るのに、屋敷内で作られた炭を使っているとのこと。本来あるべき生活の姿なのではないかと思いました。

 傘屋では、ちょうど職人さんが、お客さんに電話をしているところでした。傘の柄について話していました。特注をしたお客さんと話しているようで、本来なら傷のないきれいな木を使うところだけれども、傷のあるものを好むお客さんもいるので、どうするかという相談の電話をしていました。一本数万円とお安くはない金額ですが、いろいろな手間、時間を考えると妥当なのかなと思います。丁寧に作られたものを大切に使う。いいなと思いました。

 近くに足助の町並みを散策するコースが有り、そちらへも行きました。ちょっとさみしい感じもしましたが、のんびりした、田舎の優しい感じがしました。心あらわれる一日になりました。

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