同じものでもいい

献立に悩む私

 「毎日違う献立でなければいけない」となんとなく思い込んでいて、いつも頭を悩ませていました。お昼ごはんを食べてすぐに、家族に「夕飯何にしよう?」と聞いてい呆れられることもしばしば。冷蔵庫に何があるか、何を買い足さなければいけないか、早めに食べないと消費期限や賞味期限がきれてしまうものがないかなど、いろいろ考えます。雑誌などで、「献立は曜日ごとに決めている」というのを見て、以前は、「同じものばかりで飽きないのかな」と疑問に思っていました。でも最近は、それもいいのではないかと思っています。人間が一日に判断できる回数は決まっているのだそうです。だとしたら、献立で悩んで判断の回数をそこで使うのはなんともったいないことか。悩まず、さっさと決められれば、頭の中に豊富なメニューが入っていて冷蔵庫のあるもので手際よく美味しいものを作ることができる技量があれば、悩まなくて良いのですが、私にはどちらも難しい。それであれば、何らかのルールを決めれば献立について考え、悩むことも減るのではないかと思いました。

作りおきのおかず

 子どもたちのお弁当を作っていた頃、日持ちのするおかずを何品か作って冷蔵庫や冷凍庫で保存していました。夕飯のおかずを少し多めに作ってお弁当にまわすこともしていました。そうやって作っておいたおかずからいくつかチョイスしてお弁当箱に詰めていました。頻ぱんにかぼちゃの煮物が入っていたと、あとになってクレームがでましたが、かぼちゃの煮物は多めに作って冷凍していたので、よく入れていました。お弁当を作ることがなくなって、多めに作ったりストックすることがなくなっていましたが、多めに作っておくことで献立を考える時間が減るのではないかということに気づき、最近実践しています。

同じおかずでもいい

 意図して多めに作ったり、意図せず余ったり。全部、冷蔵庫や冷凍庫にストックして、次の日やその次の日くらいまでに食べるようになりました。ほんの一口分くらいしか残っていなくても、小さな小皿に入れれば口取りのような感じで、ちょっとおしゃれです。(自己満足かなあ)。少しずつストックしていけば、同じおかずがあってもその日作ったお数がプラスされていくので、食卓がにぎやかになります。今晩は、ほうれん草の胡麻和えを作って、3分の1くらいストックしました。長芋をおろしてとろろにし、焼肉のたれで豚肉を焼きました。そしてもう一品は、先日ストックしておいたハンバーグ。小さいのが一つしか残っていなかったので、更に切って、小さな器に入れて出しました。量が少ないので、少し前に食べたばかりでも美味しくいただけました。

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