子供の言い分
子ども同士のケンカは、どちらも相手が悪いと言って譲らないとなかなか収まりません。「だって、あいつが」のループになってしまって、埒が明きません。
順番に話を聞いていく
そんなとき、ケンカのきっかけから順番に話を聞いていくと、うまくいくことがあります。子どもの話をまとめながら、順番に出来事を追っていきます。ある程度のところまで一人の子に話させてから、もう一方の子に、付け足すことや違っているところがないか聞きます。それを繰り返しながら、最後まで話を聞き、ことの詳細を掴みます。
それぞれ自分が悪かったと思うことを聞く。
大抵の子は、自分も悪いところがあったとわかっています。一通りケンカになるまでの流れを話したあとなので、「叩いた」ことがいけなかったとか、「悪口を言った」とかそれぞれ悪かったことを言います。そこですかさず、「叩いたことは良くなかったね。叩いたことを謝ろう。」、「悪口を言っちゃったんだね。悪口を言ったことを謝ろう。」と提案します。具体的に何が悪かったかを確認して、悪かったことを謝ろうと言うと案外すんなりお互いが謝ることができます。
もうしないと約束する
「叩いてごめんね。もうしないから許してね。」、「悪口を言ってごめんね。もう言わないから許してね。」。お互いに嫌なことをもうしないと約束すると、気持ちもスッキリするし安心できます。子どもが自分で考えて言うことは難しいので、大人が言ってあげてその通りに言わせればいいと思います。謝り方を教えることになると思います。何度もやっているうちに言い方を覚えます。子どもなので何度も失敗しながら覚えていけばいいのかなと思います。
仲良くしたい気持ちを確認する
最後に、お互いにもう言いたいことはないか聞きます。。そして、「ケンカしちゃったけど、また一緒に遊びたいよね。もうこのケンカは終わりで大丈夫だね。」と言って最終確認します。大抵は、笑顔になって、また一緒に遊びに行きます。
ケンカしているときは、お互いに何に怒っているのか分からなくなっていたり、相手の悪いところしか見えていません。自分が悪いところがあったと気づいていても、意地があって言い出せなかったりすることもあります。大人が間に入って、出来事を整理してあげるとうまくいくことが多いです。
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