得意と苦手

 どうしても苦手なことってあるよなあと思う。計算が苦手、漢字が苦手、運動が苦手、泳ぐのが苦手、人前で話すのが苦手。あげればきりがない。苦手な人がいるということは裏を返せば、得意な人がいるということ。計算が得意、漢字が得意、運動が得意、泳ぐのが得意、人前で話すのが得意・・・。どうしても苦手なことに目が行きがちだけど、もっと得意なことに目を向けたら、みんな楽しく生きられるんじゃないかな。自分の得意なことは何かな、って考えるのは楽しいけど、苦手なことは何かなって考えるのはあまり楽しくない。身近な人の得意なことを見つけて、すごいねっていうのはなんだか心が明るくなるけれど、苦手なことを見つけてもちっとも楽しくない。ああ、でも自分のほうが得意って思うと優越感に浸れていい気分になるっていうのもあるのかな。誰かと比べてうまくできたらそれが得意で、だれかと比べてうまくできなかったら苦手なんだよな。でもできれば、誰かと比べるのではなく、自分の好きという気持ちだったり、ちょっと前の自分と比べてできるようになった、っていう見方をしたいな。でもそれではやっぱり得意ってことにはならないのかな。

 仕方がないから比べてもいいことにして、それなら私はこれが得意だけど、あなたはこれが得意だねって、認め合えたらいいな。人の苦手をバカにして下に見るのではなく、他の人や自分の得意を素敵だなって思い合えたら、みんなもっとハッピーになれるんじゃないかな。得意なことは、苦手な人や困っている人に教えて、苦手なことは教えてもらったり助けてもらったりして、お互いにそんな関係になれたら毎日楽しそう。世界ももっと平和になるような気がするかな。

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