高速道路を使って出かけました。天気が悪く、雨。風も吹いていました。空はねずみ色です。山は、茶色?暖かくなってきたものの、木々はまだ緑色ではありません。山の中に、ところどころ桜の花が咲いているのが見えました。毎年思うのですが、桜の花は、花が咲いて、「そこに桜がある」とわかります。もちろん花なので、「私、今、咲いてるよ。」っていうわけではないのですが、圧倒的な存在感。静かに咲いているだけなのに。葉の無い木に薄いピンク色の花だけが咲いている。咲いている期間が短いのもあってか、本当にきれいだなと思います。散っていく様子もきれいです。

 先週山に登ったときに、山茶花の花が、花ごと道に落ちていました。椿もそうですが、花びらではなく、花が丸ごと落ちているのを見ると、なんだか悲しい気持ちになります。桜は、花びらが風にのってハラハラと舞う、風情があるなと思います。川沿いに桜の木があると、川一面に花びらを敷き詰めた状態で流れていくのも、きれいだなと思います。

 暖かくなってきたので、順番に桜が咲いていくでしょう。この時期に咲き始めているので、4月の入学式の頃には散ってしまっているでしょうか。

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