竹村優希さんの「神様たちのお伊勢参り」(双葉文庫)を読んでいます。伊勢神宮の近くにある山に神様たちが泊まる宿があり、ひょんなことからそこで働くことになった女の子が主人公です。たくさんの神様が出てきます。聞いたことのある名前の神様もいますがほとんどは知らない神様です。話の区切りで、その神様のイラストが描かれています。以前、神話に興味を持って、読んだことがありますが、突拍子もないことが結構あって、話の内容がなかなかストンと落ちませんでしたが、このお話は、上手に人の感覚とつなげてあるというか、楽しく読むことができます。少し前の時代までは、神様ってもう少し身近な(気持ちの中で)存在だったのではないかと思います。この本を読んでいると、近くにいろいろな神様がいてくれるような、神様の存在を信じたくなる気持ちになります。
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