自分が嫌いなわけじゃないけど、もっとこうなりたいなという願望はある。気がする。
ついつい怠けてしまったり、愚痴を言わないと決めていたのに、親しい人と会って、言ってしまったり。ゆったりと構えてイライラしない、慌てないと思っていたのに、些細なことで怒っしまったり。なかなか自分の思うよう自分をコントロールできません。そんなとき出会ったのが内藤誼人先生の「暗示大全」でした。いろいろな大学の先生方の実験をもとに、いかに人間が暗示にかかりやすいかが書かれています。他者に対する暗示についても多く書かれていますが、今自分に刺さったのは、自己暗示についてのお話でした。
まず、「怠けない」「愚痴を言わない」「イライラしない」など、「〇〇しない」というのは余計にそれを引き寄せてしまう、禁断の言葉だと書いてあり、愕然としました。否定形の言葉はいけないとのことで、脳は、「怠ける」「愚痴を言う」「イライラする」など、そちらの言葉引き寄せられてしまうとのことでした。確かに!ダイエット中にケーキについて考えるなと言われたら、余計にケーキについて考えてしまいます。
「怠けない」→「こまめに動く・やるべきことはさっさとやる」
「愚痴を言わない」→「現状の良いところを見つける」
「イライラしない」→「切羽詰まったときは、ゆっくり動く。深呼吸する」
など、具体的な手立てについて考えたり。良いイメージのもてる言葉に置き換えるとよいのだなと思います。人は暗示にかかりやすいので(騙されやすいので)、その性質をうまく使って自分を変えていくことができるそうです。お年寄りの話をしたりすれば、それをしなかった人に比べて実際に歩くのが遅くなったりということもあるそうです。だったら、若いイメージを持ってはつらつと元気に動く自分をイメージすれば脳が暗示にかかり、若々しくいられるということになります。
ついつい悪い方へと考えてしまいがちなのも人間の脳の癖のようです。意識的にポジティブの考え、なりたい自分をイメージして、自分自身に暗示をかけていきたいなと思います。
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