読書猿さんの「独学大全」(ダイヤモンド社)を読んでいます。タイトルの通り、独学のためのノウハウが書かれています。たくさんの方法が書かれていますが、今日読んでいてなるほどなと思ったことが2つありました。
1つ目は、何かについて調べるとき、まず自分の知っていることを書き出すということ。自分の知っていることを書き出すことで、調べようと思っていることについて、まだ自分が知らないことがわかるというものでした。文章を書いたり人に何かを説明するときに、自分では知っているつもりでも知識が曖昧で、うまく伝えられないことがよくあります。自分では知っているつもり分かっているつもりのことも、書き出すことで知らなかったことが見えてくるのだなと思いました。わからなくて曖昧なことがはっきりするので、それについて調べれば良い、ということになるようです。
もう一つは、事典を使うというものです。調べたいことのうち、知っていることについて事典を引く。事典には、大雑把な誰でも知っているような知っておくべき知識がのっているので、まずそこを抑えておくということだと理解しました。そうすることで、今から自分が調べることの前提や大枠がわかり、理解が深まったり、調べることが全体の中のどこの位置にあるものかがわかるのだなと思いました。
学校で子どもたちが調べるときに使えるなと思いました。全体を調べてから、深く細かく調べていく。今までいきなりピンポインtで知りたいことだけを調べていましたが、それでは、知識が点になってしまって広がって行きにくいなと思いました。
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