謝る

　子供が、他人に迷惑をかけたとき、子ども自身が謝ることはもちろん、親が謝ることも大切なのではないかと思います。

　故意ではないのに、他人の物を壊してしまった。怪我をさせてしまった。修繕や治療にお金がかかる、かからない、請求される、されないは別として、子供も親も相手に謝ることが、子供のために良いのかなと思います。子供は、親が自分のために謝っている姿を見て、悪いことをしてしまったと思えると思うのです。そして案外多くの人がそうして謝る人に対して良い感情をもつとまでは行かなくても、悪くない印象を持つのかなと思います。自分が親であるなら尚更、子供が失敗をすることはありますし、申し訳ないと思う親の気持ちもわかります。

　そして何より、人に迷惑をかけてしまったら謝る。その謝るという行為をするお手本になると思うのです。謝る後ろ姿を見せることで、謝り方を子供は学ぶことができると思います。

　他人に迷惑をかけたときばかりではなく、親が子供に対して、謝るべきことがあったときにはごまかさず、きちんと謝ることも子供に謝るという行為について教えることになるのではないかなと思います。