郡上八幡

矢納ケ淵

 北陸自動車道の美並インターをおりて、矢納ケ淵へ行ってきました。小さな滝と滝の水が注ぎ込む淵が美しい場所です。曇り空で、天気が今ひとつだったので、淵の美しいエメラルドグリーンは見られませんでしたが、透明度の高いきれいな水は濃く深いエメラルド色をしていて十分見応えのあるものでした。駐車場から近すぎてありがたみがないのですが、もしこれが何十分か歩いていった先にあれば、却って人気があるのかもしれないと思いました。滝の周りは大きな古い木々に囲まれていて散策するのも気持ちが良いです。季節柄なのか、もともと大勢の人が来るところではないのか、コロナ禍が長く続いたためなのかわかりませんが、矢戸が淵の向こう側へ続く道路は、轍を残して苔が生えていました。

いがわ小径

 いがわ小径は、地元の人が管理している用水のようです。旧庁舎記念館近くの、狭い路地に流れる用水の中には、大きな鯉や川魚が何匹も泳いでいます。洗濯場のあたりには、鯉の餌を置く箱があり、観光客が買い求めて餌をやっていました。水は、とてもきれいで澄んでいます。道幅がとても狭いので、道を譲り合って歩きます。いがわ小径の始まる駐車場の脇をすぐに入ったところには、「雀の庵」というイタリアンのお店があります。旧別荘を改築したお店だそうです。門からして趣があり、一度訪れてみたいなと思います。ランチは、2900円から12000円、ディナーは10000円から15000円(それぞれ税抜き)。宿泊もできて、スタンダードプランで61500円から。まずは気軽にランチから試してみたいです。

じょうが渓房

 町中を歩いていると、向こう岸に雰囲気のある古い平屋が見えました。開け放たれた掃き出し窓のところには、小さな丸座布団が二つ置いてあります。なんとも絵になっていて民家ならセンスのあるというか、随分観光客を意識したお宅だなと思いました。気になったので、橋を渡り、行ってみました。大きな看板が出ているわけでもなく、近づいていいものか迷いましたが、建物の入口には宿泊施設だという説明を書いたプレートがありました。中を覗いてみると、和室に座敷机が置いてありました。お茶席を開くような場所にも見えるし、貸し切りでお料理を出すようなお店にも見える落ち着いた空間でした。気になったので、直近で宿泊できないか調べてみましたが、ずっと埋まっていて泊まれる日はありませんでした。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました