悪口を言わない

日常

 人の悪口を言わない人は素敵だなと思います。腹の立つことがあればついつい不満を口にしたくなります。不満を吐き出しているときは、スッキリしたような気持ちになりますが、少し時間が経てば、そんな自分にげんなりします。落ち着いて考えれば自分にも至らないことがあったことに思い当たったり、人のことを悪く言う自分が嫌な人間に思えたり。

 人の悪口を聞かされると、戸惑い困ってしまいます。わたしがその人のことを悪く思っていなくても、相手はわたしにも同意を求めているように感じるからです。当然あなたもそう思うよね、というスタンスで話されるのでどう答えたらいいものか、頭をフル回転させなければいけません。

 わたしにも苦手な人や、その言動に理解しかねる人がいます。でもいま、悪口を言わないキャンペーンをしています。結構長く続いているキャンペーンです。ついつい言ってしまうこともありますが、以前に比べると減ったかなと思います。人のことを悪く言った後は、自分が凹むので、言わないと心が平穏です。

 以前一緒に働いていた女性は人のことを悪く言わない人でした。人の悪口を言わない人は一緒にいて安心します。それはきっと、自分がいない場面でもこの人が自分の悪口を言わないと信じていられるからなのかなと思います。自分に他の人の悪口を言う人は、自分がいないところで自分の悪口を言っているのではないかと思ってしまいます。一緒にいるときにもある種の緊張感があります。人の悪口を言わない人とは安心して付き合えるし、信用できるなと思います。そして自分自身もそう有りたいと思います。只今キャンペーン中です。

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