総見院
京都大徳寺にある総見院に行ってきました。
織田信長を祀っている総見院は、京都大徳寺にある塔頭(たっちゅう)の一つ。塔頭とはお寺のこと。特別にガイドの方の説明を聞きながら、拝観できるとのことでしたので申し込みました。インターネットからの受付だったようですが、空きがあり、現地で当日受付して参加しました。お寺自体は、廃仏毀釈のときに壊されていてその後建て直されたとのことで新しいものでした。 織田信長の本能寺の変の死後、秀吉によって一年後に菩提寺として建てられたお寺で、信長の等身大の坐像がありました。晩年の信長に会ったことのあるであろう人が作ったものだそうで、その坐像の顔も信長本人に似ているとのことでした。細面で、精悍な顔つきでした。47歳頃の顔だそうです。お寺には、信長の子息や奥様のお墓もありました。超有名人の織田信長公がお祀りされているにしては、少し寂しい感じのするお寺でしたが、建てられたときには、秀吉によって盛大に供養されたようです。
今残っている等身大の坐像の他に、高価な香木で作られた信長公を模した像を作り、棺に入れて火葬したそうです。当時、京都の街中にその香りが立ち込め、秀吉が織田信長の次を次ぐものだと知らしめる役割を担ったとのことでした。
ガイドさんのお話を聞くことで、普段、拝観してパンフレットを貰って読んでも、なかなか知り得ない情報をたくさん得ることができ、有意義な時間を過ごすことができました。
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