鏡開き

日常

 子供の頃は、丸いお餅を2段に重ねた鏡餅に、小さなみかんをのせていました。お餅の下には習字で使う半紙を折ったものを敷いていました。年末にお供えして年始の鏡開きまで飾っておくと、水分が抜けてひび割れ、カビが生えてしまっているものもあり、水につけて柔らかくし、包丁を使ってカビを取っていました。いつの頃からか、プラスチックの容器に入った鏡餅になりました。出始めの頃はお餅が美味しくありませんでしたが、最近のお餅は美味しいです。でも容器から取り出しにくいのは変わっておらず、キッチンばさみを使っていくらか容器を切ってから、お餅を押し出しました。座敷の床の間には、大きめの鏡餅を飾ります。こちらは、最近のものは個包装の角餅がいくつか入っているので、取り出しやすく助かります。

 今日の鏡開きは、缶詰の小豆を買ってきてぜんざいにしました。お鍋に缶の中身をあけ、170ミリリットルのお水を入れます。煮立ったら、1分ほど沸騰させて出来上がり。トースターで焼いたお餅を入れて食べました。ちょっと甘味が強くて、もう少し甘さ控えめのほうが好みなのですが、お手軽さには負けます。小豆から炊いて自分で砂糖の加減をすればよいのでしょうが・・・。

 部屋ごとに飾った鏡餅はまだまだ食べきれず、これから少しずつ食べていくつもりです。生のお餅のように賞味期限は短くないので、慌てて食べなくても良いのが助かります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました