トイレには、タオルとまめピカ、ブラシのみ。その他必要なものは、必要なときに持ってくるようにしました。タオルの色は白にベージュの格子柄。スリッパは、茶のギンガムチェック。飾り物は無し。余計なものがないのがかえって落ち着きます。芯が香るトイレットペーパーと24時間の換気で、消臭剤がなくても匂いは気になりません。家の中で一番シンプルなスペースです。以前使っていた自宅のトイレは、鏡や窓枠に小物を飾り、消臭剤を置き収納のためにいくつかかごを置いていました。そんなに飾り立てていたわけではありませんが、少しのものでもあるとないのでは受ける印象が違うなと思います。
「一日に一つずつ物を減らしていく」という片付け方法を本で読んだことがあります。今まで実践するには難しくてうまくいきませんでした。何もないところに本当に必要なものだけ持ち込んでいくのは、あるものを減らしていくよりは簡単でした。今は、ほしいと思うものを必要かどうか考えて、なくてもすむものは買わないようにして物が増えないように心がけています。
洗面所に置く化粧品も「本当に使っているものだけ」にしました。評判を聞いたり、お店の人に勧められて買ってみたものの香りが気になったり、なんとなく肌に合わなかったりして使っていなかったもの。いつかは使うかもしれないと、捨てられないものがいくつもありました。肌の状態に合わせて基礎化粧品も変えると良いと聞いたことがありますが、持ってきたのは化粧水も乳液もクリームも1つずつ。洗面台の棚と引き出しにゆったりと収納できるので、すぐに取り出せるし、迷わないので快適です。フェイスタオルも以前は色も柄も厚みもバラバラで、引き出しに入り切らないほどでしたが、全てブラウンの同じタオルにして6枚だけにしています。どのタオルを使おうか迷わないので快適です。
「選ばない」というのは、楽なことだなとつくづく感じます。何を着よう、何を食べよう、何をしよう、どこに行こう。選べることは幸せなことだと思いますが選ぶことばかりだと、疲れてしまいます。選ばなくてもいいことを生活の中に入れていくことが今の私にとって気持ちの良いことです。