空き地で
子供の頃、家の裏に空き地がありました。誰かの所有地だったでしょうから、今なら「勝手に入ってはいけません」と怒られそうですが、当時は、誰にも怒られることがなかったので、近所の友だちとよく遊んでいました。
雪が積もった
あるとき、雪がたくさん降りました。日中も薄曇りの天気で、雪が降ったりやんだりしていたと思います。近所の友だちとその兄弟でその空き地に集まって、雪合戦をして遊びました。そのうちに、雪玉を作って転がして大きくし、2つ合わせて雪だるまを作って。まだ雪があったので、かまくらを作ることになりました。
かまくらづくり
雪玉をどんどん大きくして、合体させて、雪の大きな塊を作りました。その後、スコップを家から持ってきて穴を開けて、中には入れるようにしました。それほど大きなかまくらではありませんでしたが、小学校の中学年ぐらいの子どもが2〜3人入ることができました。かまくらができた後、交代で中に入って、漫画を読んだりお菓子を食べたりしました。かまくらの中に小さくなって入ると、秘密基地のような感じがしてワクワクしました。雪の中なので、寒そうですが、中に入るとなんとなくほんわか暖かかったのを覚えています。
その後は、それほどたくさん雪が降ることはなかったので、とても印象に残っています。大人になって、雪かきやら、車に乗ることへの心配などもあり、雪の日があまり楽しみでなくなってしまいました。子どもたちには、非日常の「雪の日」は今でもとてもわくわくすることなのだろうなと思います。
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