鳳来寺

 1968年まで鳳来寺駅があったという駐車場から、出発しました。駐車場には、きれいな水洗トイレもありました。栄えていた頃には、道沿いにいろいろなお店があったのだろうと思いますが、今は、開いている店もほとんど無くちょっとさみしい感じでした。しばらく歩いていくと、左手に鳳来寺高校がありました。今は閉校していて、門が閉ざされています。その隣には小学校がありました。ここもすでに閉校していました。2つの学校を通り過ぎて歩いていくと、1400段の石段の登り口が見えました。山の中に入っていくという感じで、石段の両脇はずっと木々が茂っています。傘杉と名前のついた大木もありました。昔から信仰の対象の場所だったようです。登っていく石段の左右には、いくつもお寺の跡がありました。真言宗と天台宗のお寺のあとでした。石段を登るのは、本当に辛くて、途中休憩をしている人たちがいましたし、私達も休憩しました。やっと、本堂まで登ると、休憩所の建物から良い景色を見ることができました。疲れ果てていましたが、お弁当を食べるためにもう少し歩くことにしました。奥の院までは、更に40分急な階段の続く道を歩いていかなければならないので、やめにして、鷹打場(25分)まで行くことにしました。

 本堂のある場所から鷹打場までは、軽い山道で、少し登ったり下ったりしながら歩いていきました。鷹打場には先客が3人いて、二人は、石でできたテーブルと椅子に座ってお昼を食べていました。もうひとりは、岩の先端でお昼を食べていました。先端は足のすくむような崖の上にあり、「ここから先へは入らないでください」と書いた看板の先にあります。風に煽られたら下へ落ちてしまうのではないかと思うようなところです。年配の男性でしたが、勇気があるなと思いました。風が強かったので、風の当たらないところを探してお弁当を食べました。

 お弁当のあと、もと来た道を戻って本堂へ出ました。帰りもまた1400段の階段です。下りは下りできつく、足がガクガクしました。途中下から登ってくる人たちもなかなかにつらそうで、あとどれくらいかと聞かれたり、本堂まで登らず、途中で降りていく人もいました。駐車場まで戻ったら、駐車場の前にあるお店で、五平餅を食べました。甘辛い味噌のついた五平餅で、お漬物とお茶もついていました。美味しかったです。

 家に帰ってから早速、筋肉痛で、明日が心配です。

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