いる場所で見えるものが違う

 山に登っているとき、少し上まで、高くまで上がると街が小さく見えたり遠くまで見えたりして、「きれいだな」とか、「高くまで登ったな」とか思います。先日登った賤ヶ岳では、頂上まであと少しというところで湖が見え、「ああこれが余呉湖なのか、思っていたより大きいな」と思いました。湖面も深い緑色で水深も深そうに見えました。しかし、もう少し登ると、今まで左手に見えていた木々の先に更に湖が続いていて、海?って思うくらい大きくはるか向こうの方まで湖面が続いていたのです。流石にこれは琵琶湖だなと気づきました。低いところ、木々に囲まれたところからでは、湖の全景が見えず、ほんの一部分だけを見て余呉湖だと思いこんでしまっていたのです。

 こういうことって山登りの風景に限らず日常でもあることだなと、その時思いました。自分が全体だと思っているものも、実はほんの一部分しか見ていない、見えていないことがあリます。高く登ったからこそ見える景色やわかることがあって、低いところから、一部だけを見て判断してはいけないなと思いました。そして高く登ったからこそわかることや見えるものがあるなと思いました。

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