いびつなトマト

料理

不揃いで、見栄えが悪いトマト

 JAでトマトを買ってきました。大きさはバラバラ、形はいびつ、皮は、ところどころ茶色かったり、亀裂が入っていたり。あまり見栄えの良いトマトではありません。袋に4個入っていました。普通に売られている形も色も良いトマトに比べると随分お値打ちでした。 

出荷用と自宅用

 農家では、出荷用の野菜と,

自宅で食べる野菜を別で作っていると聞いたことがあります。出荷用(売り物)の野菜は、色形が良く、虫にも食われていないきれいな野菜。自宅用は、形が悪く虫に食われたところもある野菜。何が違うかというと、農薬の使用の有無。農薬は体に悪いので、自宅で食べる野菜には使わないか使ってもほんの少量なのでしょう。お店で売るものは、形が悪かったり、虫に食われていたりすると売れないのだそうです。そのため、収穫までに何度も農薬が使用されていると聞きます。

濃い味

 子供の頃食べていた野菜は、味が濃かったように思います。きゅうりなどもアクがあって、棘のようなものもついていました。アクをとるために端を少し切って、切り口同士を合わせくるくるこすっていると、アクが出てきていました。棘を取るために塩で板ずりしたりもしました。今の野菜は、よく言えばさっぱりしていて食べやすく、悪く言えば味がしない、味が薄い感じがします。

  JAで買ったいびつなトマトを食卓に出すたび、夫は「トマトの味がする。」といいます。味がしっかりしていて、いびつなこのトマトは、もしかしたら出荷用のトマトではない、トマトだったのかなと思います。

 見栄えで野菜を選びがちですが、切ってしまえば形はあまり関係ありません。安全で美味しい野菜を食べたいなと思いました。

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