HSCって?

子ども

 Highly Sensitive Child。生まれつき持つ特性で、人よりも刺激に敏感で、疲れやすい子供のことだそうです。大人の場合は、Highly Sensitive Person。アメリカの心理学者であるエイレン・アーロン博士によって名付けられました。5人に一人の割合で該当するとのことです。

 「DOES」という4つの特徴があり、その全てに当てはまることがHSCの条件になります。

D Depth of processing:物事に対する考え方が深い

O Overstimulated:刺激に敏感

E Emotional reactivity and high Empathy:共感性が高い

S Senitivity to Subtleties:感覚が鋭い

 他の子が叱られていても自分が叱られているような気持ちになったり、他の子のつらい思いなどにすぐに気づいたりするなど。光や音、肌触りや暑さ寒さなどに敏感、騒がしいところが苦手、疲れやすい。このような特徴を見ると、HSCの子どもたちにとって学校は、辛いことが多そうに感じます。叱るときには、全体ではなく、対象となる子供だけを呼んで叱るとか、大きな声で叱らないなど、配慮が必要だなと思います。5人に1人が該当するということは、クラスの人数が35人なら35÷5=7、人クラスに7人もいるということになります。

 子ども自身は、敏感なゆえに感じたその感覚をうまく言葉にできないこともあるので、子供の気持ちを代弁してあげるのが良いようようです。敏感で、共感性が高く、いろいろなことに気づけてしまう特性が、疲れやすいことにつながるのかなと思います。早めに休ませて、疲れないようにしてあげることもいいことだとか。

 クラスに7人もいると考えると、なかなかの割合です。いろいろなタイプや、症状の重さもあるように思いますが、早い段階で周りの大人が気づいて適切に対処していければ、つらい思いをする子どもは減るのかなと思います。このような特性を持つ子どもたちがいることを、わたしは最近まで知りませんでした。こういった子供たちがいるのことを多くの大人たちに知ってほしいなと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました