庭に苔ができています。知らぬ間にできていました。最初は、とても小さかったのですが、少しづつそのスペースは広くなっています。入り込んでくる芝やどこからか入ってくる小石、枯れて茶色くなってしまったところ、小さな三つ葉の草などをそっと取り除いています。狭い範囲なのに、指先で少しずつ取っているとなかなか時間がかかりますが、癒やされるひとときでもあります。手触りがいいんですよね。きれいな黄緑色も見ているとなんだかホッとします。
そこへなんと!最近大きな穴が空いているのに気が付きました。どうやらモグラの掘った穴のようです。苔のエリアの近くに土が盛り上がって道ができています。苔は、根が短いので、枯れることはないと思いますが、ふさふさした苔の小山にぽっかり穴が空いているのはいただけません。どうしたものやら思案中です。
京都のお寺で、苔の手入れをされている業者の方を見かけました。一つ一つ、丁寧に優しく草を取り除いている姿が印象的でした。プロでも速く済ませる方法などなく、地道に手で、草を取っていくしかないんだなと思いました。いろんなことが、時短が優先される今の世の中で、なんだか尊い事のような気がしました。
コメント